入管の窓口で、申請者と審査官が以下のような内容のやりをしているのを聞きました。
審査官:以前の申請書記載の期日と今回の申請書記載の期日が矛盾しており、不許可にしました。
申請人:以前の申請書のコピーはとっていないので、そんなこと言われても困る。分からないないものは対応のしようがない、なんとかならないか。(かなり大きな声で)
ここでの問題は、2つあります。
(1)入管の窓口で、審査官にプレッシャーをかけても結果が変わることはありません。
(2)申請書のコピーを取っておくのは、誰でもできる基本中の基本です。
(1)はそれほど多くはないと思いますが、本人申請で(2)をやっていない人は案外多いのではないでしょうか。
それは、在留資格の申請を、通常の役所への手続きと同じように考えているからではないかと思います。
在留資格の申請は、それほど簡単なものではありません。
在留資格の申請には、資料の矛盾以外にも、いくつものリスクがあります。
・審査のポイントを理解していない
・申請書類が十分ではない
※ 入管HP記載の資料以外に、任意に提出する疎明資料があるということを知らない。
・審査官に日本語の文書で十分に説明できていない
・審査官に内容の真偽を疑われる など
プロとアマの一番の違いは、そのリスクが見えているかどうかではないかと思います。
「日に新た」@神戸
小原行政書士事務所
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